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8月の休業日のおしらせ2025.07.28


皆さんは鍼とお灸、それぞれの違いについてご存じでしょうか。
大きな違いとしては、熱の有無です。
鍼は「直接」筋肉やツボに刺激を入れることで、血流をよくしたり筋肉を緩める効果があります。
対してお灸は「もぐさ」というヨモギから作られた綿のような素材を皮膚の上に乗せて燃やすことで温熱刺激を与えて血行を促進したり、冷えを改善します。また、自律神経が刺激されることでリラックス効果が促進される効果もあります。
そのため冷えによって現れる腰痛や、胃腸の症状であったり、鍼を打つとリスクがある場所にはお灸を使います。鍼が苦手な方や、体質によっても鍼とお灸を使い分けていくことでより効果的に治療をすることができます。
ヨモギといえば草餅が浮かびますが、お灸の原料としても役立っているんです。(葉っぱの裏にある繊維が用いられています)
ヨモギにはシネオールという成分が含まれていて、これには炎症や痛みを和らげたり、リラックス作用があるとされています。
お灸のやり方としては、皮膚の上に直接置いて火をつける方法(直接灸)がありますが、火傷や刺激が大きくなりやすいという点から、最近はこのようにお灸の下に厚紙が挟んである台座灸を用いた方法(間接灸)や、皮膚を保護するシールを貼ってその上からお灸を焚いていくことで熱を柔らかくする方法があります。

↑台座灸

↑皮膚に貼る保護シール(灸点紙)
他にも、竹を用いておなかの上でお灸を焚いておなか周りの筋肉を緩めたり、鍼の上でお灸を焚く「灸頭鍼」という方法もあります。

※当院ではこの台座灸やシールを用いた方法でもお灸をしておりますので、熱いのが苦手な方でも安全に実施できます。
台座灸は市販でも売られていて、セルフケアでも用いやすいので、冷えなどで気になった方はぜひ試してみてください!
こんにちは!スタッフの後藤です。
今月の4日から世界陸上の選考を兼ねた全日本陸上選手権が開催されていますが、是沢TRと国立競技場に足を運び、観戦してきました!
自分は生で陸上競技の観戦は初めてだったので、ワクワクしました。

この日はDAY3で種目は男女200mや1500m、男子5000mなどが行われましたが、どの競技でも、選手たちが入場してくる瞬間、緊張感がひしひしと伝わってきます…
気温も湿度も高く過酷な環境の中、選手たちは白熱した接戦を見せてくれましたが、その中でも田中希美選手の走りは特に印象的でした。

前日に5000m走ったとは思えないほど圧巻でした。
この日は1500mの決勝でしたが、その距離にもかかわらず、最初からほぼトップスピードのように見えました。
が、後半はさらにそこからペースを上げてきたので、凄すぎるとしか言いようがありません…
結果は2位と5秒以上の差をつけ、ダントツの1位でした。
田中希美選手は1500m、5000mともに優勝し、世界選手権も決まりましたが、練習から常に世界レベルを想定してやってきたんだろうなと思わせる走りでした。
そのあとの男子5000mや女子100mハードルも見ごたえがあり盛り上がりましたが、どの競技種目でもトップレベルの選手たちがなす雰囲気や接戦は見ていて迫力があっておもしろいですね。
こんにちは。スタッフの後藤です。
治療で鍼を打ったことのある方の中で、ズーンという重いような独特な感覚を感じたことはありますか?
そのような感覚をこの業界では「ひびき」や「得気 とくき」と表現されます。
この感覚が苦手な方もいれば、「効いてるな」と気持ちよく感じる方もいるようです。
人によっては「打ってはいけないところに打たれたのではないか」「感覚が異常なのではないか」などと心配される方もいらっしゃるかもしれません。
ですがこの「ひびき」は異常な感覚ではなく、狙った筋肉に正しく作用できている証拠なのです。
筋肉が凝り固まると、周囲にある神経が圧迫されてしまうのですが、鍼でその箇所に刺激を入れることで筋肉自体の防衛反応が起こります。その結果、筋肉が収縮して神経が圧迫されることで「ひびき」という感覚が起こります。
そのため「ひびき」が起こるということは、固まった筋肉に鍼が到達して適切に効果が出ているサインということでもあるのです。

この感覚は鍼を打った直後か、長くても数時間で消えていることが多いです。
消えた後は凝りや痛みがあった場所が楽になっていて、慣れるとリラックスして治療を受けられると思います。
ただし、ひびきが無いからといって効果が出ていないということでもありません。
体質による感覚の個人差や、体調によっても違いが出るため注意が必要です。
※鍼が苦手であったり不安な方は、マッサージやお灸など、他の施術によっても同じような効果が出せるので、いつでもお気軽にご相談ください。
当院ではマッサージと鍼(場合によっては超音波療法など)を併用して治療を行いますが、鍼がなぜ身体に対して効果的なのか、またそのメカニズムを知らない方がほとんどだと思います。
鍼によって改善できる身近な症状としては、
・腰痛 ぎっくり腰
・関節痛 リウマチ
・不眠症
・目の疲れ
・筋肉痛
・肩こり 五十肩
・体のだるさ、倦怠感
などと様々ですが、なぜ髪の毛よりも細い鍼(太さ0.18~0.20mm程度)による刺激で効果を出せるのでしょうか。
鍼を打ったときにおこる変化として主に
①血液の流れがよくなる
②鎮痛作用
③自律神経の調整
④免疫力の向上
などが挙げられます。
普段血液は「酸素」と体を動かすためのエネルギーを全体に送り届ける役割を担っているのですが、筋肉などの組織への血液の循環が絶たれると、そこの細胞は死んでしまいます。

すると筋肉はどんどん硬くなり、本来の使い方ができなくなってしまいます。
そこで脳は異常を察知し、危険信号を「痛み」や「違和感」として身体にサインを出すのです。

そのため①の作用はとても大事で、鍼刺激は血管拡張の効果もあるため、血液の流れが良くなり、循環を改善することで身体を本来の状態に戻す働きが生じるのです。
そして、普段から体のメンテナンスや「運動」を行うことも大切で、身体を適切な状態に保つことが、怪我や慢性症状の予防にも繋がります。
これらの作用によって身体全体のバランスを整えることで、本来皆さんが持っている自然治癒力を引き出し、組織が元の状態に戻そうとする働きが活性化されることで効果が現れます。
こんにちは。スタッフの後藤です。
7月に入り、かなり気温も高くなりましたね。熱中症に気を付けなければいけない時期となってきましたが、対策として大事なものの1つは睡眠です。
皆さんは夜しっかり眠れているでしょうか。
睡眠が足りていないと体力の低下を招くことはもちろん、体温を調節する自律神経の機能が乱れ、体温が上がりやすくなったり、汗をかきにくくなってしまいます。これにより、体温を下げる機能が弱まり、熱中症になりやすくなります。
そこで、睡眠に役立つツボがあるので、ご紹介したいと思います。
今回紹介するのは「失眠」というツボです。場所はかかとの真ん中にあり、睡眠に関する代表的なツボです。

当院の治療では、足の裏にお灸をする際には必ず失眠穴を用いています。
セルフではお灸をするのもいいですし、ゆたんぽにかかとを置いて温めるだけでも刺激になるので、睡眠のリズムが整いやすくなります。
基本的には足が冷えていると眠りにくくなります。寝る前に足を温めてあげることで入眠がスムーズになり、目覚めもスッキリします。
眠りが浅かったり、寝つきが悪いなと感じたときにはぜひ試してみてくださいね。
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