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鍼とお灸の違い2025.07.09

皆さんは鍼とお灸、それぞれの違いについてご存じでしょうか。

大きな違いとしては、熱の有無です。

鍼は「直接」筋肉やツボに刺激を入れることで、血流をよくしたり筋肉を緩める効果があります。

対してお灸は「もぐさ」というヨモギから作られた綿のような素材を皮膚の上に乗せて燃やすことで温熱刺激を与えて血行を促進したり、冷えを改善します。また、自律神経が刺激されることでリラックス効果が促進される効果もあります。

そのため冷えによって現れる腰痛や、胃腸の症状であったり、鍼を打つとリスクがある場所にはお灸を使います。鍼が苦手な方や、体質によっても鍼とお灸を使い分けていくことでより効果的に治療をすることができます。

ヨモギといえば草餅が浮かびますが、お灸の原料としても役立っているんです。(葉っぱの裏にある繊維が用いられています)

ヨモギにはシネオールという成分が含まれていて、これには炎症や痛みを和らげたり、リラックス作用があるとされています。

お灸のやり方としては、皮膚の上に直接置いて火をつける方法(直接灸)がありますが、火傷や刺激が大きくなりやすいという点から、最近はこのようにお灸の下に厚紙が挟んである台座灸を用いた方法(間接灸)や、皮膚を保護するシールを貼ってその上からお灸を焚いていくことで熱を柔らかくする方法があります。

     ↑台座灸

↑皮膚に貼る保護シール(灸点紙)

他にも、竹を用いておなかの上でお灸を焚いておなか周りの筋肉を緩めたり、鍼の上でお灸を焚く「灸頭鍼」という方法もあります。

※当院ではこの台座灸やシールを用いた方法でもお灸をしておりますので、熱いのが苦手な方でも安全に実施できます。

台座灸は市販でも売られていて、セルフケアでも用いやすいので、冷えなどで気になった方はぜひ試してみてください!

田無本院

関根スポーツマッサージ治療院

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